建築舎の家づくりは一棟一棟匠の手による伝統工法の家
自然素材と伝統工法の家づくり 自然素材と伝統工法の家づくり
「熟練の大工による手刻み・渡りあご工法」による住み継がれる家づくりを

建築舎は、静岡県藤枝市にある石川木材が運営しております。
その石川木材は材木業として、地元で60年以上にわたり商売をさせていただき、一貫して自然乾燥の天竜杉にこだわってまいりました。

だからこそ、木の性質を知り、木の良さを活かす家づくりにこだわり、熟練の棟梁たちによる伝統工法の家づくりを行い、永く住み継がれる家を心掛けております。

熟練の大工による「木選び」
自然素材と伝統工法の家づくり
木のクセや個性を見極め、適材適所に配置する。

木は、その生育場所によって特徴があります。
例えば、日当たりのいい山の南側に立つ木は成長が早く、日当たりの悪い北側に立つ木は成長が遅くなります。
南側に立つ木は太陽に向かって伸びるため、育ちはいいですが曲がりやすくなります。一方、北側の木は、ゆっくり成長するため真っ直ぐ伸びて狂いが少ないと言われています。谷に生えている木は土壌に水分が多いため、水に強くなるので、水回りに適した材になり、山の傾斜地で曲がって育った木の根っこ部分は、"あて"があるため、床材には向きませんが、曲げに対する強度が強いので梁などの力がかかる部分に向いています。また、木には節がありますが、節が多いところは壁に隠して配置することで美観のUP、材料費の節約にもなります。

大工は、そうした木のクセや個性を見極めて、適材適所に配置するように木を選んでいきます。これは、熟練した大工でなければできない作業です。

谷の木

谷は雨が降ると水が多く流れます。
そうなることで、鉄分が重力で流され、多く集まり、木の芯が黒っぽく変色します。色は悪いものですが、このような木は水に強いとされています。水廻りには最適です。

根曲がりの木

急斜面や冬の雪の加重や砂の加重に耐えながら育った木です。このような木の背の部分に「あて」という強い繊維が入り、強度があり、梁などに適しています。
日本古来の伝統技術「墨付け・手刻み」
自然素材と伝統工法の家づくり
目利き・腕利きの大工だからこその職人技。

木選びの次は、材木に墨付けを行っていきます。
大工はその墨を頼りに木を刻んでいく(手刻み)ので、失敗はできません。墨付けは、神経を集中させる大仕事です。
この手刻みは、目利き腕利きの大工だからこそできる日本古来の伝統的な技術です。
墨付けされた材を、1本1本のこぎりや鉋やノミを使い加工していくため、「継手」など、プレカット(機械加工)ではマネできない、複雑な加工が可能です。

手刻みを続けていくことは、失われつつある大工の技術の継承にも繋がります。

大工が木の癖や、節を見ながら一本一本加工(手刻み)することで、綺麗な木ばかり使うのではなく、
一般的な材でワンランク上の構造をつくることが可能になります。
理にかなった伝統工法「渡りあご工法」
自然素材と伝統工法の家づくり
金具で留めるのではなく、木と木とが双方重なり合い 支え合う

現在は、木造住宅の構造部分には金物を使うことが主流になっています。
しかし、ボルトが緩んだり、木は収縮するので木との間に隙間ができてしまったりするため、耐震性が弱くなります。
それに比べて渡りあご工法は、梁と桁を双方重なり合わせることにより、梁桁が途切れず接合部の強度が確保できます。

金物を極力使用しない耐震工法として、理にかなった工法なのです。

在来工法
在来工法
梁と桁に金物のみで接続されることになり、梁が抜け落ちる心配や、木が乾燥してボルトがゆるむと接合部の強度が格段におちていく心配があります。
渡りあご工法
渡りあご工法
渡りあご工法は梁と桁が双方重なり合うことにより、梁桁が途切れません。
接合部の強度が確保でき、理にかなった工法です。
強度を落とさぬ工夫「継手と仕口」
自然素材と伝統工法の家づくり
限られた木材の長さと幅の中で強度を考慮し、先代の大工達が編み出した技術

木材には長さや幅が限られています。
そこで、昔の大工はできるだけ強度を落とさずに、短い材料を利用して「より長い」材料をつくりだすために『継手』という技術を編み出しました。
また、互いに交差する木材を継ぐ場合にも、できるだけ強度を落とさずに引っ張りやねじれに耐えるよう工夫した技術が『仕口』です。

継手
自然素材と伝統工法の家づくり

ふたつの部材を材軸方向に接続する接合部をいいます。
これにより、限られた木材の長さを長く利用することが可能になりました。梁・桁によく使用されます。

金輸継ぎ
他の継手に比べて、引っ張り強度も、曲がり強度も何十倍も強いです。
仕口
自然素材と伝統工法の家づくり

構造部材である柱や梁、桁などふたつ以上の部材を組み合わせ、ほぞとほぞ穴をつくって接合する方法、またその接合部のことをいいます。柱と土台、柱と梁など、家のあらゆる部分で使用されています。

長ほぞ込み栓さし
木の反った部分を金物で留めようとしても、隙間が縮まりませんが、この方法で込み栓を打つと、木を引き寄せ、隙間がぴったりとなくなるため、地震にも強いと言われています。